暗号資産とは何?初心者・素人にも簡単に説明します

授業風景 基本

アンスタくらぶで最初に開かれた集会ではやはり「暗号資産とは何なのか?」という疑問をはっきりさせておく必要がありました

暗号資産とは何?その定義は?

ナカトモ先生!最近テレビでよく「暗号資産」という言葉を聞くんですが、暗号資産とは何なんでしょうか?なんだか怪しそうで怖いのですが・・・

ナカトモ
ナカトモ

人は知らないことに対して恐怖を感じるようになっているので、その感情はごもっともだと思います。まずは暗号資産とは何なのか?から勉強していきましょう!

暗号資産の定義

ナカトモ
ナカトモ

ざっくりと端的に説明すると以下の2つの特徴をもったものが暗号資産の定義になります

・暗号化された電子データで取引所において日本円との価値交換ができる資産

・国家や特定の組織が管理するのではなく、複数の管理者によって取引記録や承認が行われる電子データ

なんか余計にわからなくなったのですが・・・

ナカトモ
ナカトモ

そうですねw

暗号資産は一口に電子データとはいっても非常に高い技術や考え方で成り立っているものなので、短く表現するとこういう堅い言葉での表現になってしまうんですね

細かく分けて一つづつ見ていきましょう

暗号化された電子データとは?

ナカトモ
ナカトモ

この部分についてはブロックチェーン技術のところで少し掘り下げて説明しますが、他者からデータの改ざんや二重払いなどの不正が発生しないように信頼性が高くなります

ナカトモ
ナカトモ

例えば、現金で対人の取引の場合では様々な問題点が潜在していますが、ブロックチェーン上での取引というのはそういった問題がなくなります

現金取引
現金での取引の問題点

ブロックチェーン技術を使った電子取引では証拠がインターネットに残り、人的ミスや不正利用というものがほぼ起こり得ない仕組みで成り立っています

日本円と交換できる取引所とは?

実際に暗号資産はどこで買ったり売ったりするんですか?

ナカトモ
ナカトモ

暗号資産はインターネット上で存在する金融資産になるので銀行のように実店舗での取引はしていません

すべてインターネット上で売買できます

通称では「取引所」や「販売所」と呼ばれますが、日本では金融庁の認可を受けている取引所は暗号資産交換業者と言います

管理者が決まっていないと危険なのでは?

銀行や大企業が管理していないと危険ではないでしょうか?

ナカトモ
ナカトモ

日本という保守的な先進国にいるとそういった心配はどうしても出てきますよね

しかし世界的に見ると銀行も倒産することもありますし、銀行口座を持てない人もいるなか、自分の資産は分散して自分で守っていくという風潮になりつつあります

つまり何においても危険はつきもので、暗号資産に限らずどうやって自分の資産を守っていくのかという学びは必要だとおもいます

一緒に学んでいきましょう

よろしくおねがいします!ナカトモ先生

仮想通貨・暗号通貨とはどう違うの?

暗号資産とか仮想通貨とかテレビで良く聞くんですが、暗号通貨などとも違うんですか?

ナカトモ
ナカトモ

そこも気になるところですよね。順番に説明していきますね。

ナカトモ
ナカトモ

結論から言ってしまえば、「暗号資産」「仮想通貨」「暗号通貨」「クリプト」「コイン」などいろんな呼び方がありますが、どれも同じ意味を持ちます

一般的には仮想通貨と呼ぶ人が多いようですが、2019年度から国際的な「cryptoassets」という表記から訳して「暗号資産」と国で決められました

しかし他の呼び方が禁止されているわけではありませんので、どれも間違いではありません

ここでは国に従って「暗号資産」と呼ぶようにしています

呼び方の違いだけで意味は同じ。ここでは「暗号資産」と呼んでいます

ブロックチェーン技術って何?

ブロックチェーンって何なのかしら?なんだか難しそうに聞こえるんですが・・・

ナカトモ
ナカトモ

ブロックチェーン技術は暗号資産の信頼性の根幹にある大事な仕組みですが、そこを理解するには難易度が高いですし、一般の人が中身を知る必要はないと思います。でもイメージだけつかんでおくといいと思いますよ

ビットコインの仕組みはどうなってるの?

暗号資産といえばビットコインのイメージがあるけどビットコインの仕組みはどうなっているんですか?

ナカトモ
ナカトモ

詳しくはまた機会を改めて説明いたしますが、ここではビットコインの特徴と合わせて仕組みをわかりやすく説明していきますね

ナカトモ
ナカトモ

ビットコインの成り立ちについては2008年10月31日に「Satoshi Nakamoto(サトシ・ナカモト)」という人物が個人間での送金や決済を今のシステムよりも簡単で安全な方法で行う目的で考案された論文(ホワイトペーパー)にて発表されました

ホワイトペーパー?

ナカトモ
ナカトモ

ホワイトペーパーは各暗号資産やプロジェクトを発表するときに皆に理念や目的、用途など計画書のようなものを盛り込んだ論文のことです

BTC(ビットコイン)の他にもETH(イーサリアム)XRP(リップル)などどの暗号資産でも必ずセットで発表されます

ビットコインは国境のない自由な資産

ナカトモ
ナカトモ

ビットコインは中央集権的な国境や政府や銀行、世界的な企業などの権力に支配されない自由で国境のない共通の資産になることを目的としていたんです

円(¥)やドル($)ではだめなんでしょうか?

ナカトモ
ナカトモ

日本のように先進国でかつ円のように中央銀行が発行や流通の管理ができる国でずっと過ごしてきた人には想像しにくいかもしれませんが、アメリカではない国で基軸通貨でドルを採用している国はたくさんあります

その場合は自分の国での金融政策が思うようにできないのです

つまり違う国なのに通貨に関してはアメリカに財布を握られているようなものなんですね

それはイヤ!

ナカトモ
ナカトモ

ビットコインはそういった問題を解決します

総発行枚数は決まっていますし、承認作業は分散化が進んでいて改ざんなどはできません。

何より送金の証拠がインターネット上に記録されて、だれでもみることができるようになっているのです

もちろんアドレスから個人が割り出されることはありません

ビットコインは権力に支配されることのない国境を超えた資産でウォレットなどで個人の資産として保管が可能になります

ビットコインの用途は送金や決済

ナカトモ
ナカトモ

ビットコインのもともとの用途は国際送金などをもっと手軽で早く処理することでした

国際送金などでは煩雑な処理がかかっていたのをビットコインで解決することが第一の目的だったんです

というのも日本のような先進国にいると分かりづらいと思いますが、世界には銀行口座をもてない人たちが何億人と存在していて、出稼ぎ労働者などでこの国際送金などがネックになることもよくあるんです

つまりそれらを解決することはSDGsにも則っているともいえますね

ビットコインは世界の何億人という人を救う可能性もあるんですね

エルサルバドルは2021年にビットコイン(BTC)を法定通貨に世界で初めて採用しました

このことによって決済通貨としてだけではなく、アメリカに出稼ぎに出ている労働者から簡単に送金することが可能となりました

サトシ ナカモトとは一体誰?

サトシ・ナカモトという人はやっぱり日本人なんですよね?仮想通貨を誕生させた人というからすごく気になるわ!

ナカトモ
ナカトモ

私も非常に気になる人ではあるのですが、ビットコインの仕組みを作って以降は謎の人で、まだどんな人なのか、どこの国籍の人なのか生きているのかさえわかってないんですよ!

いろいろと説や候補者がいるのですが、確証にまでは至っていません

まとめ

暗号資産投資をするにはブロックチェーン技術の基礎とビットコインについては最低限押さえておく必要があり、この記事で初歩的な疑問とその回答を少し書かせていただきました。

ビットコインは送金や決済について世界共通の通貨を目指すものとして誕生しましたが、今日ではインフレや地政学リスクに対する退避資産や金のような価値の保存としての地位を確立しつつあります。

まだ値動きは金や為替・株などの歴史ある資産に対して大きく、投資対象として見ていない人も多いですが、分散投資の面でもポートフォリオの数%を暗号資産として持つことは今後スタンダードになっていくかもしれませんね。

コインチェック

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